北欧タングラー

スウェーデンに住む日本人CZT(ゼンタングル認定講師)によるブログ。ゼンタングルや本のこと。

スウェーデンの話

このブログ、今年はゼンタングルのことだけではなく、北欧生活についてもたくさん書いて行こうと思っています。いずれは北欧生活 x ゼンタングル、でなにかできたらいいなと思っているので(まだ未定)書いているうちに何かいいアイデアが出てくるかもしれません。

昨日も書いたように帰国してから一週間が経ちますが、スウェーデンの生活は ... 色々と日本では経験ができないようなことばかりです。在住13年、ここまできてスウェーデン生活について一言でまとめるのならば「住むのは日本がいい、でも生きるのはスウェーデンがいい」となるかな。

バスが来ない、電車が必ずと行っていいほど遅れる→客への態度が悪い、お酒がすぐに買えない(←国営の指定されたお店でしか買えません)、冬はひたすら暗い(涙)、お役所関係の手続きは何ヶ月もかかるのは当たり前、医療は信頼できないし数ヶ月待ちなんて当たり前 ... といろいろ生活におけるプチプチストレスがとても多いのです :( なので、毎日生活するのは日本のほうが今のところストレスはすくないなぁ、と感じています。

ただ!

どうしてもこれはやっぱりスウェーデンのほうがいい、というのがありまして ... それは通常の会社勤めで会社員をしている人には最低5週間の有給休暇が与えられる。これです。これ。

だいたい夏にお休みを3-4週間とる人が多いのですが、私は夏に2週間、冬に2週間、にしています。夏以外に長期のお休みをとると会社からその時期はやめてくれ、と言われるところもあるみたいですが、まぁ、そんなに多忙期じゃなけば&人に迷惑をかけなければ結構融通がきくのではないかなと思います。あと、日本のメディアで、スウェーデンの会社は残業がない、と断言していることをたまにみますが、そんなことありません。残業する人はするし、しない人はしない。ただ、その分、お給料が上乗せされたり、お休みが増えたりします。私はお休みが増えるタイプ。うちの旦那は残業した1分目から時給で換算され通常の2倍の時給となります。

サービス残業とかはないですね、ほとんど。ブラック企業もレストランやホテル業界ではまぁ、まだ多くあるみたいですけれど、日本ほど社会問題にはなっていません。

と言っても、たった13年しか住んでいないし、それもマルメという市にしか住んだことがないので、半径100mほどを見てこれがスウェーデンだ、と断言はできません、が私が今までみた感じではそんなふうかな。

また! 逸れました、が、そうなんです。五週間の有給休暇、これがあるからスウェーデンで生きて行けているようなもの ... そして有給中は会社からお小遣いがもらえます。なので、有給をとった次の給料は通常給料よりちょっと上乗せされているという変な現象が起こります(嬉)

日本から帰国してちょっと寂しい思いをしているので、もう一つ、スウェーデンのいいところを紹介させてください。そうじゃないと精神的にちょっと今、参りそうなのです(-_-;)
それは、スウェーデンの夏は最高だということ!

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夜の8-9時になっても⇡ぐらいの明るさです。その分冬が真っ暗なんですけどね。だから夜の9時に小学生なんかが友達と一緒に帰宅している姿なんて普通に見られます。暗くないですからね。

私の住むスウェーデンの南部地方は夏に雨が多く降るんですが、天気がいい日にはこんなところを↓ 散歩したりなんかしています。なんせ休みが長いし、気分ものんびり!(ここはうちから歩いてすぐにある海です。対岸には隣国デンマークの首都コペンハーゲンが見えます)

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秋が近づく8月には(はい、スウェーデンで8月はもう初秋の訪れが ...)ザリガニを食べる習慣もありますよ。これがもう、夏最後の大きなイベントってことで楽しい!

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他にも夏は、休みが長いということもあり、人生を謳歌してます! という姿をした人が多いような気がします。学生時代は私もずっとバイトをしていましたが、その夏のバイトがきっかけで将来への仕事につながることもあり、皆にとってなかなかいいふうに動いているんじゃないのかな、と思います。ただ、夏の間、スウェーデンのレストランやカフェ、お休みのところが多くなりますので観光で来られる場合は、事前にオープンしているかどうか等は調べておくといいですよ。じゃないと、行って「1ヶ月お休みしまーす」なんていう張り紙と対面しなくちゃならない場合も。

スウェーデンの夏があるからスウェーデンで生きていける ... 今はそんな状態です。みなさん、遊びに来てください♫